SUGOI-neによるCymbidiumの地植えの根。
  自生地の生態系を再現した栽培。
   Cymbidiumの根は、ラン菌(好気性菌)の棲む
   地表5cm位の所に横に伸びる。
   広い範囲から、糖、養分、水分、空気、
   燐酸、カリ・・・・・を吸収しランに供給する。
   生き延びるためのライフラインを具備する。
   株は肥料など与えなくても素晴らしい生育で健康!
   
   水ゴケ栽培には、このライフラインがない!
   手塩にかけた栽培では良く出来るが、
   ちょっとでも手を抜くと、条件が悪いと・・・
   直ぐに作落ち、弱るのは、ラン菌による
   ライフラインがないからである。

   
  こういう難しいランを、上手に作る楽しみが、
  醍醐味だという・・・愛好もある。
  でも・・・・

  あなたの胃にピロリ菌が棲んでいては
  気持ちよくないのでは・・・・。
  健康な生態系とはそういうこと。
19、20世紀は科学的な大発見が次々に行われた時代である。
学校の教科書に記載されている多くはこの時代に発見された。
特に植物の関係するものは、ほとんどこの時代の発見である。
この科学の知識、知見の中で、植物の栽培技術、テクノロジーは大きく進歩した。
ラン栽培、作物栽培でも・・・・。
光合成、肥料、メリクロン、組織培養、細胞融合・・・遺伝子操作による育種、植物工場
植物に関る技術の進歩である。
この中でラン栽培も進歩してきた。
しかし、植物には謎が多い。
教科書に載っているほとんどのものが、現在の科学的知識、知見である。
つまり発展途上のものである。
ということは、ラン栽培も発展途上のものであるということが出来る。
この200年間に、蘭界では夥しい本が発行されてきた。
しかし、そこに書かれていることが、完成されたものではないということである。
科学は常にバージョンアップするものである。
常に新しいものが発掘され、バージョンアップされる。

例を上げると、
恐竜の絶滅の謎。
ちょっと前までは恐竜の絶滅の原因には諸説があった。
そこに革命的な新説を唱えた学者が現れた。
巨大な隕石が地球に衝突し森林が燃え、その煙が地球を覆い、
地球が冷え植物が枯れ、地球に君臨した恐竜絶滅。
これは、仮説として発表されたが、メキシコに巨大隕石衝突の後が発見され、
世界各地の地層から、年代が一致する煤が発見され、
現在では、恐竜絶滅の原因は隕石衝突が定説となった。

そういうことを考えながら、現在のラン栽培を考察すると・・・・
ラン栽培技術の約200年の歴史は、「用土」追究の歴史であった。
その追究の研究がありながら、全然進歩が見られない屈辱の歴史でもあった。
ランの神秘を他の分野では解き明かしたのに(無菌播種法、メリクロン)
用土に関しては、ランが好むものを探し当てることが出来なかった!
200年前も「水ゴケ」。
現在も「水ゴケ」!
この間に、多くの用土が開発されたが、未だに水ゴケを手放せない。
いろいろなもので栽培したが・・・また水ゴケに植え返した!
この繰り返しである。
決定版が開発されなかった。
この原因は何なのか?????

自生地におけるランの総合的な生態系を研究しなかったからである。
これまでの科学は、総合的より、細分化する歴史である。
近頃、ようやく総合的な視点の研究が行われるようになったばかりである。
ランの研究から・・・ラン菌という微生物が欠落していたのである。
ラン菌が構築している生態系など無視されてきた。
そういう科学の盲点があって、用土・・・最も重要な用土の進歩はなかったのである。
水ゴケ栽培には科学的な知識、知見はほとんどない。
経験上・・・の技術である。
だから、ランの栽培講習会は・・・水ゴケの植え込みの技術が大部分である。
経験上・・・このようにすれば・・・・育った。
そういうレベルである。
こういう講習会が約200年、世界中で行われて来た。
しかし、ランは・・・枯れてゆく・・・。

これが、現在の科学的なラン栽培のレベルである。
これまでの蘭に関する科学の知識、知見を基にしたラン栽培である。
全国のラン愛好家、栽培家で行われている基本的なラン栽培法である。
趣味のラン愛好の世界は、人生の一時期、ランの花を楽しむのだから、
カラオケで歌を楽しむのと同じだから、どうでもよいといえばよいのであるが・・・
しかし、現在行なわれている栽培法は完成された栽培法ではないことも知っていてソンはない。
現に、山堀り株の根には、ラン菌が生きているのだから・・・・。
山堀り株は・・・・栽培が難しいのは昔も今も変わりない!
日本の野生ランも、洋蘭の原種ランも・・・。
つまり、ラン菌の生息していない用土での栽培は、本当のラン栽培法ではない。
なぜなら、ランの生態系の科学の知識、知見が導入されていない。

科学は常に発展途上である。
このことから考察すれば、ラン栽培法も発展途上である。
新しい発見があれば、一挙に現在のラン栽培法が過去のものになる!
ラン菌の発見。
ラン生態系を再現した栽培。
ラン菌が生息する用土の開発。

SUGOI-ne。
ラン菌による炭素循環栽培法。
この栽培法は、世界で最も進んだ自生地生態系を再現した栽培法である。
蘭界は科学の進歩ともに進歩してきたところである。
現在約28000名の人がラン、他の植物でSUGOI-ne栽培を行っている。
頼もしい限りである。
10年後、20年後・・・生態系を再現したラン栽培が、
広く行われるようになるだろう・・・・。

原種栽培というのは・・・生態系を再現した栽培でなければならない!
それが科学的なラン栽培と言える。

ラン菌など・・・カンケイナイ!
こういう栽培が過去のものになったとき、本当のラン栽培が普及し、
ランが喜んで美しい花を咲かせるだろう。

原種のランが、それぞれ生き生きとした表情を見せるはずである。
本物の愛好が出来る筈である。
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科学的な知識、知見は発展途上のもの       
         これまでのラン栽培の知識、技術も途中。


        SUGOI-ne栽培は世界最先端である。